NDI歴 40年の経験をもつ古森非破壊検査技術士事務所のブログです。
非破壊試験6月号が届いた。(2021 Vol.70 No.6 Jun)
巻末のNDTフラッシュに2020年春期、秋期の結果が掲載されている。
感想
再認証の合格率は、あまり変化がないようだ。
新規、超音波探傷試験レベル3(UT3) 申請者数317名に対して合格者数は、3人 合格率は1.1%
この試験結果を見て、昔の磁粉探傷試験レベル3新規試験を思い出した年配の方も大勢おられるはずだ。
確か1人しか合格者がいなかった時があった。
超音波探傷試験レベル3 新規試験結果の推移
|
受験者数(名) |
合格者数(名) |
合格率 (%) |
2018年春期 |
564 |
48 |
9.3 |
2018年秋期 |
535 |
24 |
4.9 |
2019年春期 |
567 |
21 |
4.0 |
2019年秋期 |
597 |
32 |
6.0 |
2020年春期 |
568 |
30 |
7.0 |
2020年秋期 |
317 |
3 |
1.1 |
合格できない原因は、たぶん「手順書の作成」だろう。
今回3名の方が合格されている。
努力された結果です。おめでとうございます。
「NDTフラッシュ」内のレベル3手順書作成に関する最新の記事は、2015年10月号。
(参考:私のブログ 2021.1.18発信 NDTフラッシュ 非破壊試験受験者必見 一覧表が確認できます)
本試験において、他人が作成した手順書は参考にしても、必ず自ら吟味して与えられた課題に
対して適切なオリジナリティを持った手順書を作成しなければならない。
6年もたっているので、そろそろ認証から「最新・UTレベル3手順書作成のポイント」を、期待したい。
皆さんそう思われているはず。
そうしてもらえれば、受験者が対策を立てやすくなる。
また、受験者数が極端に少なくなってきているということは、あきらめる人が続出しているということ。
コメント
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ダントツの難易度ですね。